プラスチックめっき Plastic Plating

最先端技術を支えるプラスチックめっきのパイオニア Pioneer in plastic plating supporting leading-edge technology

日々進歩する科学技術に伴い、次々と生み出される最先端の製品群。これらに対応するため、当社では膜厚制御技術や特殊素材へのめっきなど、高品質の表面処理に挑み続けています。

プラスチックめっきのトップランナー The leading company in plastic plating

当社が他社に先んじて取り組んだのが、プラスチックめっき加工です。
1966年(昭和41年)にプラスチックめっきの生産を開始し、プラスチックめっきのトップランナーとして躍進を続けてまいりました。
自動車部品の軽量化が進む中、現在は金属部品に代わるプラスチック部品へのめっき加工が主流となり、同時にさまざまな要望が寄せられるようになりました。当社はその要望にも敏感に反応し、社会のニーズに対応しています。(※写真の製品は当社でめっき加工しています)

プラスチックめっきの工業化を実現
一貫生産体制で効率性も向上 Realized factory operated plastic plating improved efficiency with integrated production system

プラスチックめっきは材質が多種多様なため独自のノウハウが必要とされています。
当社では業界に先駆けてエンジニアリングプラスチックやガラス繊維を含む特殊なプラスチック材料へのめっき技術の確立に成功。成形から表面処理、組み立てまでの一貫生産体制を実現しています。
当社の主流である自動車部品については、規格を遵守し、品質、安全性を確保した生産を実施。遊技部品についても同様で、さらに短納期にもお応えできる自動めっき装置の設置など、フレキシブルな生産に対応できます。
※製品寸法はエレベータラインで400mm×1000mm、キャリアラインで1300mm×1800mmまで対応可能です。

たゆまぬ研究開発で、
高度化する要望に対処します Responding to highly technical demands through untiring research and development

当社のターニングポイントとなった自動車用ドアハンドルへのプラスチックめっき。どの会社も実現し得なかった独創的な技術開発力は、現在にも連綿と受け継がれています。
最新の解析・分析装置を備えた技術研究室では、めっき技術の新たな可能性を探ると共に、お客様の要望に応えるための研究開発に日夜取り組んでいます。その時代に最も適した最良の提案と、それを可能にする技術力で、お客様に満足していただける問題解決型企業として日々、邁進しています。

プラスチックめっき対応一覧 Supported plastic plating list

クロームめっき Chrome plating
クロームめっきは優美なシルバー色の外観を有しています。プラスチック素材に密着性・導電性付与のための前処理を施し、銅-ニッケル-6価クロムめっきを行います。(当社では耐食性向上のため、プラスチック素材上のニッケルめっきは半光沢ニッケル-光沢ニッケル-シールニッケルの構成としています。)プラスチック素材に6価クロムめっき処理を施すことで、外観面として高級化、性能面として軽量化が図れると共に、機能面としても耐食性、耐衝撃性、耐擦傷性等を付与しています。
当社ではダブルハンガーのエレベータ方式めっき設備を多数保有しており、大量発注への対応が可能となっております。
ダーク3価めっき Dark tribalent chromium plating
近年の環境問題への意識の高まりや、ヨーロッパにて発行されたRoHS指令・ELV指令・REACH規則(有害物質6価クロム等に関する規制)により、終工程で6価クロムを用いない高耐食装飾めっきが求められており、最もその代替技術として出てきためっきが3価クロムめっきです。
当社ではダーク調の3価クロムめっきを行っており、キャリア方式めっき設備で様々な大きさ・形状の素材に魅力的なダーク調のめっきを施すことができます。
また3価クロムめっきは高い耐塩害性を持っているため、ロシア等融雪剤を使う地域での使用も可能です。
ベロアめっき Velor plating
ベロアめっきは艶消しめっきともいわれるめっきで、梨地調のマット感のある外観を有しています。エマルジョンと呼ばれる油成分が部分的に析出を妨げることにより、微細な凹凸を有するめっきが可能となっています。その微細な凹凸が光を乱反射するため、ベロアめっきは防眩性のある梨地調外観を有します。
当社ではキャリア方式めっき設備で様々な大きさ・形状の素材に高級感のあるベロア調の6価クロムめっきを施すことができます。
ダークベロアめっき Dark velor plating
ダークベロアめっきはベロアめっき上にダーク3価めっきを施したもので、梨地調のマット感のあるダーク色調外観が得られます。高級国産車の内装部品としても用いられています。
当社ではキャリア方式めっき設備で様々な大きさ・形状の素材に高級感のあるベロア調のダーク3価めっきを施すことができます。
サテンめっき・プラチナサテンめっき Satin plaing・Platinum satin plating
サテンめっき・プラチナサテンめっきはプラチナ調・パール調めっきともいわれるめっきでグロス感のあるアルミニウム色調外観を有しています。ベロアめっきの微細凹凸を更に細かく分散させることで、パール調のより光沢感のある外観を表現することが可能となります。
高級国産車・外車の内装部品として用いられており、今後も増えていくと予想される高級感のあるめっきです。
当社ではキャリア方式めっき設備で様々な大きさ・形状の素材に高級感のあるパール調の6価クロムめっきを施すことができます。
ダークサテンめっき・ダークプラチナサテンめっき Dark satin plating・Dark platinum satin plating
サテンめっき・プラチナサテンめっきにダーク3価めっきを施したもので、グロス感のあるアルミニウム調ダーク色調の外観が得られます。
見た目の高級感・重厚感から高級国産車の内装部品として今後増えていくことが予想されます。
当社ではキャリア方式めっき設備で様々な大きさ・形状の素材に高級感のあるパール調のダーク3価クロムめっきを施すことができます。
塩害対応白3価めっき White tribalent plating
近年の環境問題への意識の高まりや、ヨーロッパにて発行された有害物質6価クロム等に関する規制により、最終工程で6価クロムを用いない高耐食装飾めっきが求められており、代替技術として出てきたのが3価クロムめっきです。
白3価クロムはクロームめっき同様、優美なシルバー外観を持ち、高い耐塩害性を持っているため、ロシア等融雪剤を使う地域での使用も可能です。
スズ-コバルト合金めっき Tin cobalt alloy plating
スズ-コバルト合金めっきはクロームめっきの色調に似た優美なシルバー色の外観を有しています。付き回りに優れており、通常6価クロムめっきすることが困難な複雑な奥まった形状の素材にもめっきを施すことが可能です。
当社ではダブルハンガーのエレベータ方式めっき設備を保有しており、大量発注への対応が可能となっております。
金めっき Gold plating
プラスチック素材に密着性・導電性付与のための前処理を施し、銅-ニッケル-金めっきを行います。
外観としては純金調の高級感のあるめっき外観に仕上がります。付き回りもよいため、比較的複雑な形状の素材にもめっきを施すことが可能です。
当社ではタクト方式めっき設備で様々な大きさ・形状の素材に高級感のある金めっきを施すことができます。
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